大学挨拶

大学挨拶

東北福祉大学同窓生の皆様には、日頃何かと同窓会の運営事業にご協力、ご支援をいただきありがとうございます。また、東北福祉大学同窓会介護事業所管理者会開催おめでとうございます。

さて、東北福祉大学同窓生は令和5年度卒業生通学・通信【大学院・学部】1,609名【通学1,362名・通信247名】を加えて、現在約60,000名を超え、日本全国で、また世界で活動を展開しております。大学名に冠した福祉の分野は勿論のこと、医療関係・自治体・企業はじめあらゆる分野に進出し、それぞれの世界で活躍しております。
同窓生の増加とともに、年々同窓会活動も活発になり、北海道の6支部を始め東北・関東・甲信越・関西・北陸・九州・沖縄の各支部で活動しております。

しかしここ数年間においては、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により、人々の生活が激変し、幾多の困難に直面してまいりました。さらに、能登半島地震により、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されたみなさまに心からお見舞い申し上げます。また、度重なる自然災害などで厳しい状況におられる皆さまに心からお見舞いを申し上げると同時に、戦争や紛争に苦しむ海外の地域にも同窓会員が暮らしておられることに深く憂慮しております。一日も早く世界中に平和で穏やかな日々が訪れることを願うばかりです。

同窓会活動も対面による開催が制限され、中々一同に集まることができない状況が続き、とても歯がゆい日々を過ごされてきて、ようやく対面での同窓会を開催することができたことと思います。
大学においても、すべての授業で対面授業も再開され、課外活動も制限なく活動をすることができるようになり、以前の大学生活を取り戻しつつあります。

このような困難を乗り越えながら、学生の学ぶ機会、実習や課外活動等を経験する機会を何とか確保しながら、歩みを進めてまいることができました。その甲斐あって、宮城県内はもとより、東北の福祉の基軸となり、多方面において活躍する貴重な人材を多数輩出できたことは、ひとえに、同窓生の皆さまの各段のご理解とご尽力のお陰と深く感謝申し上げます。

大学においても、学園創立150周年を2025年に迎えるにあたり、本学の更なる発展を目指し、学部学科の改編、教育課程等の見直し、キャンパス内整備等を検討している状況であります。

つきましては、同窓生の皆さまにお願いがございます。本学ホームページでもご案内申し上げておりますが、学園創立150周年を迎えるにあたり、同窓生の皆様に寄付のお願いする次第です。本寄付金に係る詳細は、本学ホームページに記載させていただいておりますので、本寄付金の趣旨をご理解頂き、同窓生の皆様の厚いご支援とご協力を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

最後になりましたが、大学の現況と寄付のお願いについてのご報告とし、皆さまのますますのご健勝を心からお祈りいたします。そして、同窓会活動への変わらぬご理解とご協力を重ねてお願い申し上げ簡単ではございますが、同窓会長としての挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。

東北福祉大学同窓会
会長 鈴木 智彦
(1977年度産業福祉学科卒業)

募金の趣意(大学ホームページ掲載内容)

学校法人栴檀学園は、1875年(明治8年)に創立した宮城県曹洞宗専門支校を起源とし、1962(昭和37)年に東北福祉大学を開学して以降、「行学一如」の建学の精神のもと、「自利・利他円満」を教育理念とし、これまで58,000人の有為な卒業生を社会に送り出してきました。皆様のご支援により本学園は、来る2025年(令和7年)、学園創立150周年を迎えます。

これまであらゆる時代の変化に対応し、SDGsや地域共生社会の実現に貢献できる人材の育成に向けて大学の将来構想を検討してまいりました。

つきましては、学園創立150周年を迎えるにあたり、様々な事業を展開していきます。これからの大学の将来像は全国有数の福祉系の大学として、医療、教育、行政、産業など様々な分野との連携により、社会のあらゆる分野の人々のWell-being(福祉)を実現するため、新学部の設置を含めた学部学科の再編など、新たな挑戦を目指してまいります。また、変革する時代のニーズに対応する新キャンパスの整備を進めていきます。

こうした大学改革の取り組みには多大な費用が必要になります。しかも、急激な少子化や新型コロナ禍により学園を取り巻く経営環境は大変厳しい状況にあるため、全国各地で活躍されている卒業生の皆様、在学生の保護者の皆様、教職員並びに日頃よりお世話になっております各界各層の皆様に対し、学園の新しい挑戦に対して、ご支援を賜りますようお願い申し上げる次第です。

学校法人栴檀学園 理事長 平井 正道 | 東北福祉大学 学長 千葉 公慈

https://www.tfu.ac.jp/150th-anniv-fund/index.html